昨年ウェルビーというeバイクがクラウドファンディングで資金提供を求めていることを記事にしました。
今回はそのWELB WL01のプロトタイプに乗る機会がありましたのでレポートします。
アルミ製フレームのダウンチューブにバッテリーが内蔵されているので、外観からは普通のクロスバイクにしか見えないほどスタイリッシュなeBikeです。
他にもインチューブ式バッテリーのeバイクはありますが、ここまでダウンチューブが細いモデルは見たことがありません。
バッテリー容量は36V 6.8Ah。
航続距離は45km-100kmで、体重など諸条件で変わってくるそうです。
また見た目だけでなく重量も16.8kgとeBikeとしてはかなり軽い部類に入ります。
250Wのドライブユニットは後輪のハブに収められいます。
タイヤは700 X 25CでeBikeとしてはかなり細いものを履いていました。
まだプロトタイプのため前輪にはクイックリリースがついていましたが、販売されるものは画像のようなスマートロックが搭載される予定です。
これにより前輪がはすしにくくなる懸念が残ります。
フロントはシングル、リアは9段の9速仕様です。
コンポはシマノではなくL-TWOO A5というパーツ構成でした。
フロントにはチェーンガードのようなものが付けられています。
実は普通のズボンを履いて乗ってしまったのですが、裾バンドなしでもチェーンに噛まれなかったので微妙にありがたかったです。
ブレーキはワイヤ引きのディスクブレーキです。
ワイヤー類は内装式なのでスッキリしています。
キックスタンドも付いているので、普段使いにもありがたいです。
実際走ってみて、走行感を試してみます。
細いタイヤを履いているせいもあって、乗り心地は硬めでシャープです。
JR西日暮里駅の脇にある間の坂という14%程度の坂を登ってみます。
モードは5段階あります。
弱い方から2つ目くらいまでは、アシスト力が弱く登るのがかなりきつかったです。
しかしアシストが一番強いモードとその下のモードではほとんど脚の力を使わずにぐんぐんと登ってくれます。
このパワーなら相当の坂を登らない限り十分だと思います。
そしてこの自転車で1番やってみたかった電源をOFFしての走行。
リアハブモーター式なので荷重がかなり後に偏っています。
そのためか加速しているとわずかですが後ろから引っ張られているような感覚があります。
しかし一旦加速してしまえば、非電動アシストのクロスバイクと遜色がないくらい軽快に走ってくれます。
これならば万が一バッテリーが無くなっても、最悪自力で漕いで帰れます。
今回MAP表示やスマートロック、ヘルスケアなどのConectd bike機能は使えませんでしたが、この性能で価格が19,800円と20万円を切る価格でリーズナブルだと思いました。
またクラウドファンディングや通販で自転車を買うとメンテナンスや故障時の対応が不安です。
しかし、WELBには年間9.800円で修理サポートや盗難補償などを受けることができます。
またこのサービスに加入しなくても有料ですが修理対応はしてくれるとのことでした。
なんだかんだ言ってもこのアフターサービスがWELBの1番の売りだと思います。
今回のレビューを動画にもしましたので、よろしければご覧ください。
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